「正直迷惑、自民党員辞めたいんですけど」
そこで男性本人が、自民党県連に問い合わせると─。
自民党富山県連「富山市連さんというところに党員ということで登録されておりまして」
男性は富山市連に所属する党員であることが分かりました。富山市連は、旧富山市内を所管する自民党の地域支部に当たり、このエリアを地盤とする県議や市議が所属しています。
“自民党員”にされている男性
「調べるんでしょ。じゃあ誰の紹介で僕が入っているのか…。そもそも名前違うもの来てて、こんなの僕、正直迷惑っていうのもあれなんですけど、(党員を)辞めたいんですけど」
入党した際の紹介者や党費の支払いが誰かについては県連で分からず、富山市連から折り返しの連絡が来ることになりました。
毛田アナ「富山市連に所属していることが分かりました。心当たりは」
“自民党員”にされている男性
「全く。ゼロですね」
以前から自民党を応援する気持ちはあったという男性。しかし、総裁選で投票する気にはなれなかったと言います。
“自民党員”にされている男性
「こんな僕みたいな全く知らない人間が人の名前を書いて出すなんて。本来、本当に思って出してる方の思いに反したものだと僕は思ってるんです。誰かに頼まれても自分の意思じゃないものを書いて出すっていうのは当選したい方の邪魔をするような形。俺はない。こういうのは正直なしだと思っています」
男性にインタビュー取材してから2日が経過した4日夜、自民党富山市連から連絡があったということです。
事実上の総理を決める総裁選。男性はどのような経緯で党員とされたのでしょうか。