今朝、山形県酒田市で高校生の自転車事故を防ごうと警察による呼びかけが行われました。
大切なのはヘルメットの着用とながらスマホをしないこと、です。
「ヘルメットの着用おねがいします。おはようございます」

去年、自転車に乗る際は着用が努力義務となったヘルメット。
酒田警察署管内では6月から市内の高校と連携した交通安全の啓発活動を行っていて、きょうは、酒田東高校でヘルメットの着用などが呼びかけられました。

警察によりますと、自転車の交通事故ではおよそ5割が頭部に致命傷を受けて亡くなっているということですが、県内のヘルメットの着用率は10.2%と依然、全国平均を下回っています。

こうした状況を受け、県では今月末まで、高校生を対象にヘルメットの購入に2000円の補助を行っています。
また来月から道路交通法の改正で取り締まりの対象となるのが自転車運転中の「ながらスマホ」。

自転車で登校する生徒「わざわざこういう罰則が強化されるぐらい「ながらスマホ」しながら自転車に乗る人がいるというのはよくないこと」

来月から自転車運転中の「ながらスマホ」は違反すると1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。
酒田警察署交通課 竹岡史敏 課長「当署管内でも「ながらスマホ」での事故、高校生の事故でしたけれども今年の4月から1件発生しています。視界がスマホに集中しますので前も左右も見えない。それから片手が塞がってしまうので運転操作がおろそかになるので二重に事故を起こしやすい」

酒田署管内では今月16日に酒田南高校でも呼びかけを行い高校生の事故防止につとめていくとしています。