大石知事は2日夕方臨時の記者会見を開き、医療法人から知事の後援会に渡った寄付が「迂回献金」にあたると指摘されている疑惑などについて改めて否定しました。

大石知事：
「286万円につきましては、迂回献金ではないかというご指摘がございます。県議の後援会を迂回させて、医療法人から寄付を受け取ろうとしたといったことについては、全くご指摘は当たらない」

2日う夕方、大石知事が行った会見には知事の弁護士らも同席ー。2年前の知事選挙の際の自身の政治資金を巡る問題について改めて説明しました。

大石知事の後援会を巡っては、9つの医療法人が知事選挙の直前に選対本部長を務めていた県議と、県議が代表を務める政党支部を通じ行った《286万円》の寄付が迂回献金にあたるのではという疑惑がもたれています。

会見には、9つの医療法人に寄付を依頼した県医師連盟の森崎委員長も同席。「寄付の依頼はあくまで政党支部へ対するものだった」と証言しました。

県医師連盟　森崎正幸委員長：
「個人は後援会に入れられるけど、法人などの団体は入れられないことは知っていました。『迂回』とかそんなのを考えられる状況ではなかった」

知事の政治資金を巡る問題について、県議会の総務委員会は、9月末に行った「集中審査」を今月28日から30日の日程で改めて開催する方針を決めました。