課題は「利便性」と「赤字路線」
一方で、只見線には課題もあります。
まず1つ目が「利便性」です。現在、金山町の会津川口駅と只見駅の間は平日は3往復のみの運行です。そのため地域の人からは「学校の通学時間にあわせて車両の数を増やしてほしい」また「夜遅い時間にも列車を出してほしい」などの声があるということです。
もう1つの課題が「赤字路線」だということです。再開した区間は、県や周辺の市町村が毎年3億円の維持管理費を負担することになっています。しかし、おととしの只見線は、会津坂下から会津川口の区間で9億円あまり、只見から小出の区間では、7億7300万円の赤字でした。この赤字を減らし、持続可能な路線を目指して、今後は継続的な利用客の増加などが求められます。
JRや県、地元の自治体は今回のような企画を今後も行うことで、まずは観光客を増やしたいとしています。














