大きな災害を想定し孤立した地域にドローンで救援物資を運ぶ実験が9月、静岡市駿河区で行われました。

静岡市が民間企業と合同で行った輸送実験では、2リットルのペットボトル12本、約24キロを救援物資に見立て、大型ドローンでつり下げて運びました。

海岸を飛び立ったドローンは、約170メートル離れた対岸の港に荷物を自動で降ろしました。

実験の後には、ドローン飛行のデモンストレーションが行われました。

<静岡市危機管理課 杉森洋平主任主事>
「ドローンもかなり進化していて、重いものもあまり大きくぶれることなく運べる、安定性をもって運べることが、かなり有効な手段だと感じました」

静岡市によりますと、災害時の救援物資の輸送を想定した実験は今回が初めてで、今後は山間部での訓練も計画しているということです。