“迷走”台風18号 今後の進路は? 大雨の可能性も

南波キャスター:
台風18号は、「夏型の“迷走”」「秋型の強い勢力」と、夏型・秋型の両方の傾向を持っているようですね。

広瀬駿さん:
台風17号を“秋台風”というのであれば、18号は“秋と夏のハイブリッド型”といえます。

秋になるとだんだん南に下りてくる偏西風に乗って台風が速度を上げ、東へ行くルートが“秋台風”です。

しかし、大型で猛烈な勢力の台風18号は、太平洋高気圧が強まって通せんぼするような形になりそうです。台風自身が周りの高気圧を弱めたり強める性質があり、台風の東側で高気圧が強まっていきそうです。

また、海面水温が高い状況です。猛暑が続いて異常気象が連鎖しているような状況です。海が温まると雨雲が発生して発達するので、海水温が1年で最も高い秋は台風が発達しやすくなります。猛暑は夏がピークですが、熱が伝わるまでに時間がかかるため、海水温のピークは秋で、その分、勢力が強くなりやすいわけです。

井上貴博キャスター:
10月1日は東京でも雨が降ると思いましたが晴れました。予想しづらい状況なのでしょうか。

広瀬駿さん:
台風が2つあると、どのように周りの高気圧や前線に影響を及ぼすかが複雑で、予想がしにくい部分があります。台風18号の動きがゆっくりで、進路が定まっていないところもあるので、今週後半の天気は予報しにくいですね。

ホラン千秋キャスター:
暑さ・雨・風などは遠くても影響があるので、遠いからといって安心できるわけではありませんね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
遠くても雨風の影響はありますし、天気は刻一刻と変わります。雨が降ったり曇りだったり湿度は高いので体感は暑かったりと、天気予報を見て、私自身や子どもの服装はどうしようかと日々悩んでいます。