JR東日本の新しい「チケットレスサービス」が10月1日に開始しました。
スマートフォンを使用して、青森県内に多い無人駅の利用でも、運賃の支払いが簡単になります。その利用方法についてのデモンストレーションが1日に行われました。


JR東日本の新しいチケットレスサービス「えきねっとQチケ」です。
JR八戸線で行なわれたデモンストレーションでは、職員がスマートフォンを操作して無人駅での利用方法を説明しました。
仕組みは、こうです。

スマートフォンなどであらかじめ「乗車券」や「特急券」を予約すると、二次元コードが発行されます。
自動改札機のある駅では、この二次元コードを表示させかざすことで駅の入退場ができます。
一方、無人駅を利用する場合、スマホのGPS機能を使うことで自ら「チェックイン」や「チェックアウト」を行うという仕組みです。

JRの運賃の支払い方法としてはICカード「Suica」が首都圏を中心に普及していますが、県内は5つの在来線に88ある駅のうち74が無人駅で、こうした地方でのチケットレス化が利用者にとっても課題でした。
JR東日本 盛岡支社青森支店 神真理子 副支店長
「本日から首都圏に先駆けて東北エリアで『えきねっとQチケ』サービスが利用開始となりました。これまでSuicaエリア外ということでご不便をおかけしておりましたが、皆さまにご利用いただきまして、快適でスムーズな旅をご利用いただければと思っております」

JR東日本は、「えきねっとQチケ」を東北エリアを皮切りに段階的に拡大させ、2026年度末に全エリアで利用可能になるとしています。
