10月から、プラスになる「引き上げ」もあった
ところで、1日からは生活に関わる負担増や値上げが相次ぐ一方で、最低賃金や厚生年金、児童手当など暮らしにプラスとなる「引き上げ」もあります。

まずは、最低賃金です。宮城県では、これまでより50円引き上げられて973円となります。パートやアルバイトを含め県内の事業所で働くすべての人に適用されます。次に厚生年金です。パートやアルバイトの人で加入できるのはこれまで従業員数が101人以上の企業でしたが、これからは51人以上の企業も対象になります。加入した場合は将来もらえる年金が増えます。

続いて、児童手当が拡充されます。これまであった所得制限が撤廃されます。また、支給対象をこれまでの中学生以下から高校生年代までに広げます。さらに、第3子以降の児童手当はこれまで1万5000円だったものが3万円に増額されます。児童手当の拡充は10月分と11月分にあたる12月の支給から適用されます。

新たに支給対象となる世帯は自治体への申請が必要です。