富山湾に秋の訪れを告げるベニズワイガニ漁。県内で漁獲量が最も多い魚津市では地震の影響をうけ例年の6割ほどの水揚げとなっています。

竹内ジーナ記者「富山の秋の味覚、ベニズワイガニが次々と水揚げされています」

毎年200トンほどの水揚げのある魚津漁港では、きのう出漁した3隻によりベニズワイガニおよそ2300キロが水揚げされました。

漁港によりますと今年の水揚げは、地震の影響でカニ籠が流されたことやカニの生息域が変化したことから6割ほどに落ち込んでいるということです。

水揚げされたカニは大きいもので甲幅15センチと大きさは例年通りだったものの量は例年の半分ほどであったことから入札価格はやや高くなったということです。

魚津漁業協同組合 濱住博之組合長「9ヵ月もたって今の状況ですからね。(回復に)時間がかかるんじゃないかなと心配はしています。県民のみなさまに食べてもらいたいので少しでも安定的に供給したいと漁業者の我々も思っています」

9月1日に解禁されたベニズワイガニ漁は、11月から来年の3月にかけてピークを迎え、来年の5月末まで続けられます。