28日、串間市の都井岬で国の天然記念物に指定されている野生馬の害虫駆除などを目的とした「馬追い」が行われました。

馬追いは野生馬を柵の中に集め、ダニの駆除や個体の識別のための印をつけるもので、年に一度の「野生馬の健康診断」とも言われる都井岬の伝統行事です。

この日は、野生馬を管理する都井岬牧組合のメンバーや宮崎大学農学部の学生などおよそ130人が参加。竹の棒を使って音を立てるなどして野生馬を柵の中に誘導していきました。

(参加者)「こういう体験ができるのは貴重だと思うしいろんな人に知ってほしい」「今回は子馬の誘導を途中からした。このうようなことは馬追いの時しかできない経験です」

現在、都井岬には101頭の野生馬が生息しています。