自民党の新しい総裁に石破茂氏が選出されましたが、新総裁に求めることや期待することを宮崎県民に街で聞きました。

(記者)
「石破さんになったみたいで」
(80代)
「あら、石破さん(Q.率直にどうですか?)小泉さんがよかったけど、あの人まだ若いからね。みんなが楽しく過ごせるようにしてほしいね。日用品も値上がりして大変だから」
(30代)
「本当は女の人にやってほしかったけど、そうなんだ、石破さんか、どうかなぁ。明るくなればいいかな、日本が」

石破氏が新総裁に選ばれたことに驚きの声が上がる一方、こうした声も。

(70代)
「分からないけど、誰がやっても一緒。誰がなっても一緒」

また、石破氏のこれまでの経歴を踏まえ、外交に期待する声も聞かれました。

(20代)
「自分たちの生活を少しでもよくしてくれるような、今までの社会情勢的にも(不安定だった)ので加味して、外交関係もうまくしてくれるようなことを期待したいかな」
(40代)
「あの方、キャリアがあるので、ちょっとほかの国の方とかにもなめられないじゃないけど、そういう風格はあるので、ものはきちっと言えるのかなと、そこは期待しています」

また、河野知事も石破氏の新総裁選出を受け、次のようにコメントしました。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「地方創生担当大臣、農林水産大臣、それから防衛大臣などを歴任をされ、また、さまざまな政策課題に対するご自身の意見を語っておられて、非常に政策通であるという印象を受けております。特に鳥取のご出身ということで、地方の実態もよくご存じであると、その地方に対する目配りというのをぜひお願いしたいと考えております」

宮崎県関係の国会議員5人に総裁選の振り返りや石破氏に期待することを聞きました。

林氏の推薦人となり、選挙責任者も務めた江藤拓議員。決選投票では、高市氏に票を投じました。

(江藤拓衆院議員)
「農政においては、非常に彼女とは意思疎通がしっかり普段からとれています。高市早苗さんの方が私にとっては距離が近かったということであります」

自民党県連の会長も務める江藤氏は、今回の総裁選について、次のように振り返りました。

(江藤拓衆院議員)
「いい総裁選だったと思います。というのは、それぞれの候補が自由闊達に議論されました。自民党の中には様々な考え方があり、そして、様々な解決策をそれぞれ持っているということが示せたことは、国民に対しても、党員・党友の皆様にとっても、私は有意義であったろうというふうに思います」

江藤議員と同じく林氏を支持していた武井俊輔議員。
決選投票でどちらに票を投じたかは明らかにしていませんが、新総裁の石破氏に望むことは…

(武井俊輔衆院議員)
「石破新総裁は長らく支持率でもトップにあったし、地方を細かく周っていろんな声を聞いているので、地方の活性化、そして、政治への信頼(回復)に最前線に立って取り組んでいただきたい。私も仲間の1人として頑張っていきたい」

石破氏を支持していた松下新平議員は、「石破新総裁を中心に党が結束し、総力で日本のため次世代のために、勇気と真心を持って真実を語る政治を進めていくことを期待する」とコメントしています。

小泉氏を支持していた古川禎久議員は、決選投票で石破氏に投票。
石破氏について、「失われた国民の信頼を取りもどすため、自民党が自ら変わる姿を国民に見てもらえるように先頭に立ってリーダーシップを発揮してほしい」とコメントしています。

長峯誠議員は、「農業予算を4兆円規模に戻すと明言した点に期待する」という理由から、2回とも高市氏に投票。
石破氏には「景気回復を都市部から地方へと広げ、一次産業への手厚い政策を実行してほしい」とコメントしています。