台風や熱帯低気圧が発生しやすい傾向続く…

日本の南の海上の海面水温は、引き続き台風や熱帯低気圧が発生しやすい27℃以上の領域に広く覆われており、台風シーズンはまだ続くでしょう。

日本気象協会tenki.jpによりますと、今後ラニーニャ現象が発生する可能性が高く、台風は、10月の平均的な進路よりも、北側の本州寄りの進路をとることもありそうです。

秋雨シーズンはまだ続き、前線と台風の危険な組み合わせにより、本州付近に大きな影響を与える可能性がまだ残されています。引き続き、台風による大雨や暴風への備えを万全にして下さい。

一般に台風やその卵である熱帯低気圧が発生・発達する為には、海面水温が26~27℃以上必要であるとされています。

次の図で示す9月26日の日本近海の海面水温は、東シナ海から本州南岸・関東沖の広い範囲にかけて、27℃以上の海域が広がっています。

台風が発生・発達するためには、「海面水温が高い」ことが大切な一条件です。日本の南の海上では、まだ対流活動が活発となっています。今後しばらくは、台風やその卵である熱帯低気圧が発生しやすい傾向が続く見込みです。引き続き台風への備えを万全にするようにして下さい。

台風17号の北上により暖かく湿った空気の本州への影響が気になります。雨と風の動きをシミュレーションで見ていきます。