大分県内で新型コロナウイルスに6日新たに1628人の感染が発表され、広瀬知事は「感染状況は落ち着きつつある」との見方を示しました。

(広瀬知事)「14日連続で前週を下回っている。落ち着きを取り戻しつつある状況」

感染が確認された1628人の年代別では、10歳未満が295人、30代が257人など、すべての世代に陽性者が出ています。

居住地別では大分市675人、別府市107人、日出町44人、杵築市28人、国東市17人、姫島村1人、臼杵市38人、津久見市13人、由布市107人、佐伯市79人、豊後大野市45人、竹田市12人、日田市74人、玖珠町22人、九重町17人、中津市212人、宇佐市113人、豊後高田市11人、県外13人となっています。

1日の陽性者は先月24日以降、2週間連続で前の週の同じ曜日を下回っています。

また、県内で療養中の60代1人と70代の2人、80代の3人あわせて6人が死亡し、新型コロナによる県内の死者は306人となりました。

新たなクラスターは4件で、大分市内の学校、豊後大野市の医療機関、宇佐市の福祉施設、由布市の高齢者施設で発生が確認されています。

こうした状況に広瀬知事は落ち着きつつあると分析した一方で、油断しないよう改めて呼びかけました。

(広瀬知事)「実数としてはレベルが高いと思うので、まだまだ要注意。逆に今こそ非常に大事な時期」

また、国が5歳から11歳の子どものワクチン接種を「推奨」から「努力義務」とする見通しを示していることについては、「県として丁寧に、納得のいく説明ができる方法を検討している」と明らかにしました。