台風11号は強い勢力のまま6日未明に大分県内に接近、各地で強風に見舞われ交通機関にも影響が広がりました。

強風にあおられる横殴りの雨… 自転車置き場も多くの自転車が横倒しになっていました。

台風11号は大型で強い勢力を維持したまま、6日未明から早朝にかけて県内に最接近しました。

(高橋記者)「佐伯市にある施設では台風による影響で屋根の一部が剥がれ落ちています」

佐伯市直川のB&G海洋センターではプールを覆っていたビニール製の屋根が強風で飛ばされ、市の職員が被害状況を確認していました。

(佐伯市職員)「横に壁がないので、風が吹き込んだときに出口を探して吹き上げたのでは」

佐伯市宇目では午前1時10分に観測史上最大となる最大瞬間風速27.7メートルを観測。各地で強風に見舞われました。

また、4日の降り始めからの雨量は佐伯市で132.5ミリ、佐伯市宇目で62.5ミリ、大分市佐賀関で40.5ミリを観測しましたが、県内ではこれまでのところ大きな被害は出ていません。

台風は九州から遠ざかってまもなく温帯低気圧に変わる見通しで、県内も昼過ぎに全域が強風域を抜けました。

気象台は引き続き、強風や高波に注意するよう呼びかけています。