“4つの選択肢”から失職・出直し選挙を選んだ理由は?
井上貴博キャスター:
斎藤知事の会見は約2時間20分ほどとなりました。

決断には4つの選択肢がありました。▼議会を解散、▼辞職、▼解散・辞職してダブル選挙を行うのか。そして、斎藤知事が選んだのが、▼失職して知事選に出直すという選択肢でした。

会見では「県民に信を問うて、もう一度斎藤元彦に県政を託すということになれば、それは県民の判断になるから、もう一度聞いてみたい」としていて、失職と出直し選挙を決断したということです。
辞職は「考えなかった」として、「良くないところがあればしっかり改めて、4年間の任期を全うしたいという強い思いがあった」といいます。また、解散も「考えなかった」そうで、「私のこれまでの対応などが問題視されているので、私自ら信を問うことが大事」としています。
辞職も解散も当初から考えなかったなら、もっと早く判断できたのではないか。なぜこのタイミングになったのでしょうか。
ホラン千秋キャスター:
会見のなかで、日本だと“責任取る=辞める”という前提で皆さんは考えるけれども、続けることで責任を取りたいと話していました。続けられるのかどうか、選挙で県民の皆さんが判断することになりそうです。
井上キャスター:
市長は一貫していて、今回の会見でも公益通報者を処分したことなどに対する反省の弁は特になく、自分の実績を終始アピールしていました。

再選したら…という部分については「心の中におごり・慢心があり、それが言動に繋がったと思う。もう2度としないと心に期す。職員の皆さんとの接し方や、議員の思いをもっともっと聞いていかなければいけない」と発言していました。