終わりが見えない物価高。その影響は生活困窮者を助けるフードバンクにも影を落としています。
浅川博仁記者:
寄贈された食品が保管されている倉庫です。今年1月の写真と見比べてみると物が少なくすこし寂しいように感じます。

家庭や企業から余っている食品を集め、困っている人たちに届ける活動をしているフードバンク山梨です。

コロナ禍前に比べるとニーズは2.6倍になり、主に一人親家庭や職を失った人などが利用しています。

ここにも物価高の影響が及んでいました。
フードバンク山梨 米山けい子 理事長:
こちらの方はご家庭から集まってきているフードドライブという食品ですが、まだ賞味期限のチェックはしていなんですけど、今年はちょっと数がすごく減っていますね。

去年の夏は16tの食品が集まりましたが、今年は10tほどに減ってしまったといいます。

フードバンク山梨 米山けい子 理事長:
ウクライナ侵攻以降、急激な物価高によって一般の方々も無駄に買わないように使わないようにという状況の中で、寄付いただける食品が減ってしまっているというとこでしょうか。

集まりにくい食品…。しかし、フードバンク山梨に寄せられた意見には…

「生活に必要な物価があがり苦しくなっているのが現状です」