物価高について、カレーライスを通して見ていきます。実はカレーライスを見ると、今の物価の事情がよく分かるんです。

帝国データバンクによりますと、ことし7月のカレーライスの調理にかかる費用は、次のようになっています。

まず米は去年より14円アップして101円に、そして具材の肉・野菜は去年より28円アップして211円に。
また、調味料と水道光熱費は去年とほとんど変わっていませんが、合計で44円アップして、ことし7月には342円となっているんですね。
(柳沢彩美アナウンサー)
やはり、ことし影響が出ているのは米と野菜です。
天候不順とか、色々とありましたから長期的な見通しがしづらいというのが一番困りますね。

(大石アンカーマン)
それでは、ここ数年のカレーライスの価格の推移を見てみましょうか。実は10年前と比べたら100円近く上がっているわけです。
(若狭敬一キャスター)
物価高に関しては、賃金が上がって手取り額も増えて物価が上がるというのは、むしろ歓迎すべきことなんですが、賃金が上がらずに物価高だけというのは厳しいですからね。

(大石アンカーマン)
それでは今後どうなるのかということなんですが、JAや市場関係者に聞いて調べてみました。
まず、ご飯=米については落ち着くのではないかと見られていて、牛肉は下がる傾向なのに対し、豚肉と鶏肉は上がる傾向ということなんですね。
そしてジャガイモは一時期本当に高かったんですが、今は下げ止まっているということです。
タマネギも下げ止まっていますが、ニンジンは今後じわじわと上がってくるのではないかということでした。
  













