県立村山産業高校の生徒たちが作ったジャムがやまがたフルーツ150周年の
ロゴマークを使って新たに生まれ変わりました。

今年のジャムには高校生たちの特別な思いが込められていました。

県立村山産業高校では毎年、学校の園地で育てた果物でジャムを作っています。

今年は、県が展開している「やまがたフルーツ150周年」と組み合わせたデザインを商業科の生徒が考え、新しいパッケージのジャムがきょうお披露目されました。

村山産業高等学校 商業科2年 須藤仁瑚 さん「村山産業高校で作るフルーツや果物を商業科がコラボして販売するというこの高校ならではのことだとなので嬉しく思いながら販売したい」

村山産業高等学校 農業経営科 3年 菅野琳煌 さん「そうですね。100点です」

きょうはさくらんぼ、りんご、ラ・フランスの3種類の商品の試食も行われ、生徒たちは自分たちで作ったジャムの味を確かめていました。

藤井響樹アナウンサー「ジャム本来のトロっとした甘さはありながらも4種類のさくらんぼがブレンドされているので、甘さに幅があって、色々な食べ方をしてもおいしいなって感じるジャムです」

このジャムに使われているのは生食として販売できなくなった果物です。

特に今年は高温の影響で学校の果樹園で収穫されたさくらんぼ200キロのうち、生食用で販売できたのは40キロだけだったということです。

生徒たちは生食にできない果物を廃棄しない方法を考え、ジャムに流用したということです。

村山産業高等学校 みどり活用科3年 後藤穂果 さん「生食で食べるだけじゃなくてこういう風に加工することもできるだという事をもっとみんなに知ってもらいたい」

村山産業高等学校 農業経営科3年 後藤夢果 さん「生食は減ってしまったけれど、それでも多くの人に食べて貰えることには変わりないと思うので大丈夫なんじゃないかと思う」

このくだものジャムは今後、村山産業高校で開催されるイベントなどで1瓶200円で販売されるという事です。