瀬戸内海の生態系を守ろうと沿岸地域の企業などが合同でプロジェクトを立ち上げました。

きょう発足した、「瀬戸内渚フォーラム」です。瀬戸内海の生態系を守り将来に残すことを目的としたものでちゅうぎんフィナンシャルグループを中心とした地元企業や漁業組合など、業種の異なる18の団体が参加しました。

(ちゅうぎんフィナンシャルグループサステナビリティ推進部長 細羽紀子さん)「地域を挙げて瀬戸内海の持続可能性や豊かさの向上に取り組んでいきたい」

近年、瀬戸内海では地球温暖化などの影響で魚の住みかや産卵場所になる藻の繁殖地・「藻場」が減少しています。団体ではその再生を目指し現地の海水成分の調査や海藻の育成などに取り組むということです。

(胸上漁業協同組合 組合長 國屋利明さん)
「20年ほど前からどんどん獲れる魚種が減ってきた。今回、いろんな業種の人が集まって話をすると我々に思いつかないいいアイデアが浮かぶのではと期待している」

団体は、今後3年間、瀬戸内沿岸の5つの地域で活動していくということです。