「魔の時間」の注意点

また、夜間に外で運動する際にも着用する服の色には気を付けることが大事です。
そもそも、秋から冬にかけては午後5時から7時の時間帯に交通事故の発生が多く「魔の時間」と呼ばれています。
夏に比べると、この時季は日没が早くなり、日の入り前後の1時間は車から歩行者が見えにくくなる状況に。
24日の一宮市での安全教室では、それに近い状態が再現されました。

(報告:大野和之記者)
「人間の目で見ると、対向車のライトが眩しくて(横切っていく)歩行者の姿が消えてしまいますね」
参加者は人が消える「蒸発現象」がおきることについても学びました。
(参加者)
「ライトの前に人が来ると完全に消えちゃう。非常に気を付けないといけない」
(JAF愛知支部 広報担当 水野彩さん)
「蒸発現象を防ぐことはできない。車がいたら歩行者は横断歩道に気を付けていただく。運転者の方も横断歩道があれば、事前に減速していただくことが大事」

では、歩行者側の注意点にはどんなことがあるのでしょうか?
(JAF愛知支部 広報担当 水野彩さん)
「歩行者の方は夕方に出歩く際には明るい服を着ていただいたりとか。反射材を身に付けていただきたい」
全国の警察も歩行者は不用意に車の前を横断しないこと、夜間は反射材を身につけることなどが有効だと呼びかけます。
「魔の時間」と「蒸発現象」、秋に潜む交通事故の危険には注意が必要です。