これからの季節、車を運転する際に特に注意しなければいけないのが「蒸発現象」と「魔の時間」です。
一体、どんなことに気を付けなければならないのでしょうか?
24日、愛知県一宮市の大型ショッピングセンターでJAF愛知支部が行った交通安全教室。
薄暗い屋内駐車場に止められた車の数十メートル先には色の違う三角コーンが並べられています。
(報告:大野和之記者)
「三角コーンが5本並べられているんですが、薄暗いと全く見えない状態です。ハイビームにしてみます。やっと5本の三角コーンが浮かび上がってきました」

薄暗い駐車場では、目の前にある三角コーンの中で見えにくいものが。
車のライトをハイビームにすると白や黄色のコーンは見えてきました。
しかし、黒や茶色のコーンは、ほとんど見えないままです。
(参加者)
「あまり見えない。ハイビームにしたときに、ちょっと見えるかなという程度」

また、別の実験映像では…。
雨の中を走行する車の運転席からは、服の色によって歩行者の見え方が大きく変わります。
白い服の人は62.9メートル手前で認識できましたが、黒い服の人は38.3メートル手前になって認識、ドライバーが認識する時間に大きく違いが現れることが分かりました。