白鷹町の簡易郵便局で起きた強盗事件で、警察はきのう、容疑者の自宅などから現金や包丁などを押収し、犯行に使われたものなのか詳しく調べています。
強盗容疑できのう逮捕された、山形市上町4丁目の大工の男(65)は、けさ身柄を山形地方検察庁に移されました。

警察によりますと、男は、今月12日の午後、白鷹町中山の白鷹簡易郵便局に押し入り、女性局長に包丁を向けて「金を入れろ」と言って脅し、現金100万円を奪い、車で逃げた疑いです。
防犯カメラの映像や検問での聞き取りなどの捜査で男が浮上し、きのう、捜査員が
山形市の男の自宅で任意同行を求め、午後2時過ぎに強盗容疑で逮捕しました。

男は、容疑を認めているということです。
逮捕の一報を受け、男が住んでいたと思われる山形市内に住む人は…。
住民は「こんな山形なんて遠いところだったのでまさかという感じ。保育園とかも近くなのでびっくりしている。不安だなという感じ」

藤井響アナウンサー「現在も規制線が張られたままになっている強盗現場の郵便局です。犯人逮捕から一夜が明けましたが、付近に住む人からは安堵する様子が見られました」

白鷹簡易郵便局はきょうも規制線が張られていて、営業再開の目処は立っていません。
近くに住む住民は、事件発生後、自宅の全ての窓を施錠するなど警戒をしていたということですが、きのうの逮捕を受けて、安堵した様子が見られました。
住民「不安がなくなってよかった。安心した。いつになったら捕まるか。永遠に捕まらないのではと思っていたが捕まってよかった。安心した」

住民「何もない平和な場所でテレビに出るなんてびっくり。最近いろいろな事件があるので最近はカギをかけるように心がけている。気をつかう世の中になったのは困ったものだ」

住民「強盗が入って恐ろしくなった本当に安心した」

警察はきのう、男の自宅など関係個所を捜索し、現金や複数の包丁、帽子や服、車などを押収したということです。
警察はこれらは、奪った現金なのか、犯行時に使用した包丁なのかなど調べています。
合わせて動機などについても男を詳しく調べるとしています。
