“教団から選挙支援”議員「個々の思想信条を確認したわけではなく気付けず」

2021年、北村議員は比例区から山口県選挙区に鞍替えし、補欠選挙に出馬。得票率70%を超える勢いで圧勝した。
この時期も教団からの呼びかけは続いていたという証言もある。
信者
「集会に行くご案内は来た」
ーー集会というのは北村?
「先生の、外部での決起集会みたいな。応援する人はしていただけたらありがたいみたいな」
さらに、安倍氏に近い自民党関係者が番組の取材に応じた。

自民党関係者
「誰々(候補者)がちょっと厳しいとか、組織票のない人間には『それなら統一教会に応援要請をしよう』ということになる。そしてその議員が挨拶に行くわけですよ。そこで教団が『あなたを支援します』と」
教団からの支援に対し、北村議員はどう答えるのか。山口市内の事務所を訪ねると…
事務員
「今、山口じゃないので」
村瀬キャスター
「山口にはいらっしゃらない?今どちらにいらっしゃいますか?」

事務員
「わからないです」「東京の方じゃないと…」
東京の事務所に問い合わせると、書面でこう回答を寄せた。

北村経夫事務所の回答
「事後の調査で、2013年の選挙時に関連団体の方がボランティア参加されたことがわかりましたが、ボランティア参加者の個々の思想信条を確認したわけではなく、気付くことができませんでした」
同様に、2019年と2021年の選挙支援についても聞いていたが、それには全く言及はなかった。
北村経夫事務所の回答
「現在は自民党の基本方針に従って関わりを持っておらず、今後も被害に遭われた方々の救済に取り組んで参ります」