【初報(20日・午前10時52分現在)】
9月20日午前4時過ぎ、貨物船から海に転落した男性乗組員が三沢市沖合で救助されました。乗組員は4時間以上漂流し、救助された時「ありがとうございます。奇跡です」と話したということです。
救助されたのは、貨物船「第十八住若丸(すみわかまる)」の38歳の男性乗組員です。八戸海上保安部によりますと、19日午後11時過ぎに住若丸が八戸港へ入港する前に乗組員が1人いないことに気がつき、海上保安部へ通報をしたということです。
捜索した結果、住若丸が三沢漁港から北東約10キロ沖合で漂流している乗組員を見つけ、20日午前4時半前に海上保安部が救助しました。
乗組員は発見された時、服は着たまま立ち泳ぎをしていて、救助された時は「ありがとうございます。奇跡です」と話し自分で歩くことができたということです。
乗組員は貨物船が三沢市付近を航行中に誤って海へ落ちたと見られ、4時間以上救助を待っていたと見られています。
【詳報】
4時間以上漂流し、救助されました。20日午前4時過ぎ、貨物船から海に転落した男性乗組員が三沢市沖合で救助されました。その時、口にしたのは「ありがとうございます。奇跡です」でした。
救助されたのは、貨物船「第十八住若丸(すみわかまる)」の38歳の男性乗組員です。
4時間以上漂流したすえ、救助隊に話した言葉は「ありがとうございます。奇跡です」でした。
八戸海上保安部によりますと、男性乗組員が住若丸の船内にいないことに他の乗組員が気がついたのは19日午後11時過ぎ、八戸港へ入港する直前でした。

住若丸は、北海道の函館港から八戸港へ石灰石を運んでいて、その航路をたどるように捜索した結果、三沢市の沖合で乗組員を見つけました。

当時、海は暗く捜索は難しかったものの、人の声が聞こえたためサーチライトなどで照らして探したところ、発見できたということです。
乗組員は救命胴衣を着けておらず、4時間以上服を着たまま立ち泳ぎをするなどしていて、20日午前4時半前に救助されました。
命に別状はなく、海上保安部は乗組員が海へ落ちた原因などを調べています。














