前代未聞の“連結外れ” 専門家は

JR東日本によりますと、走行中の新幹線の連結部分が外れるケースは今回が初めて。緊急停車後の確認で、「はやぶさ」と「こまち」の連結部分や車輪を目視で確認しましたが、異常は確認されなかったといいます。

また、連結部分は本来、時速5キロ以下でなければ外れない仕組みになっていて、仮に外れたとしても自動でブレーキがかかる安全装置がついています。

なぜ「連結」が外れたのか、専門家に聞いてみると…

日本大学 綱島均 特任教授
「電気的な間違った信号が送られて、連結器が開放する動作をしてしまったことが考えられる」

その一方で…

日本大学 綱島均 特任教授
「基本的には運転手が走行中に、操作をすることは考えられない。確信犯的にスイッチを押したとしても、走行中は働かないようにはなってる。なぜ今回そういう分離が起こってしまったのか、非常に疑問である」

JR東日本は、原因の究明を進めるとともに、2つの新幹線を連結させるすべての車両の連結部分を、目視で緊急点検するとしています。