きっかけは自治体PRイベントでの出会い
そんなとき、東京で開かれた地方自治体のPRイベントで、利府町のブースに立ち寄ったことが、ナシ農家を目指すきっかけとなりました。

近江貴之さん:
「元々仙台出身でサッカーもやっていたので、利府ってすごい馴染みのある町で、ナシ農家の担い手不足だったり、6次産業化を含めた仕事があるということで。ものづくりと商売をやりたい気持ちと、利府町という街の親和性と色々なものがリンクして、ある程度サラリーマンやりきったし、やりたいことやってみようと」

2019年、34歳のときに会社を辞めて利府町の地域おこし協力隊に就任。先輩農家の指導を受けながら技術を学び、担い手がいなくなっていた農園を借り受けてナシの栽培を始めました。そして去年4月、自分のナシ園を開園させました。
近江貴之さん:
「自分のアイデアを具現化したい、独立して商売したいというところがあって、大きい会社で出来なかったことが今、ナシ作りで満たされている」