3年ぶりに新型コロナの行動制限がなかったこの夏、大分県内では飲酒運転による事故や逮捕者が相次ぎました。背景にあるものを探りました。
8月7日未明、大分市の県道で酒を飲んで運転し道路を逆走して対向車に衝突。相手に大けがをさせた31歳の男が7月31日、危険運転傷害の疑いで逮捕されました。
事故直後の飲酒検知で男からは基準値のおよそ2倍のアルコールが検出されていました。
今から16年前、福岡市で家族5人が乗っていた車が飲を飲んだ福岡市の職員が運転する車に追突され、幼児3人が犠牲になりました。
この事故をきっかけに飲酒運転の厳罰化が加速。県内では全国に先駆けて根絶条例を制定するなど対策が強化されましたが、依然、悪質なドライバーが後を絶たないのが現状です。
8月は県内で飲酒運転が相次ぎ、県警は酒気帯び運転などの疑いで9人を逮捕。7月までの7か月間で22人だった逮捕者が8月の1か月間だけで一気に急増しました。
ではなぜいま飲酒運転が多発しているのでしょうか。
(県警察本部交通企画課・藍京誠治課長補佐)「現在、行動制限と大人数での会食の制限がなくなっている部分があるので今後飲酒の機会が増えることによって酒気帯び運転の増加が考えられる」
県警は新型コロナ対策の行動制限がなく酒を飲む機会が増えたことが飲酒運転増加の一因だとみています。
こうした中、県警は繁華街での検問など取り締まりを増やしているほか、ドライバーに飲酒運転撲滅を呼びかけるチラシを配布する街頭啓発に力を入れています
(藍京誠治課長補佐)「飲酒運転は犯罪だということを十分に認識して車を運転することをお願いしたい。飲酒運転を行う場所を中心に取り締まりを行い、飲酒運転を起こさない社会づくりを目指したい」
県警は9月21日から始まる秋の全国交通安全運動で飲酒運転の根絶を重点目標にかかげ、悪質なドライバーの取り締まりをさらに強化する方針です。
注目の記事
高市自民の圧勝の陰で…衆議院選挙「歓喜と悲嘆」政治家たちの意外な“本音”と惨敗・中道の皮肉 “消費税ゼロ”の向かう先とは【edge23】

中学2年生の娘を事故で亡くし...「車のフレームにぶつけた、たった1か所の傷。それが致命傷でした」母親が語る「命の尊さ」【前編】

【札幌タイヤ脱落事故】父親が語る加害者への憤り 52歳男は執行猶予中に無免許運転で逮捕 裏切られた裁判所の温情と、終わらない家族の苦しみ 当時4歳の娘は意識不明のまま

住宅街脅かす“不明管”…40年放置の責任はどこに? 「富山県は間に何もはいっていない」消えた公社が残した“負の遺産”に市も県も把握せず

東北730% 北海道420% 花粉が去年より大量? 飛散ピークに現れる“おぞましい虹”の正体

血液不足の危機 若者の「献血離れ」はなぜ起きたのか?30年で激減した『最初の一歩』と消えゆく学校献血









