画面が「カラーバー」に…何が起きている?

燃料デブリの取り出し作業で使われているのが、テレスコ式と呼ばれる取り出し装置です。装置には4つのカメラが搭載されていて、このうち、先端部分の1番と2番にトラブルがありました。

映像は4つの画面で、送られてきますが、2つの画面が映らなくなりました。

2つの画面は「カラーバー」と呼ばれる画面になっているということで、格納容器内の様子が、確認できない状況が続いています。カラーバーが映っているということは、電源は通じていると考えられているため、映像を送る装置の方に問題があるのではないかとみられています。

カラーバー(イメージ)

また、現場の放射線量に耐えられるカメラを使っていることから、放射線による影響は低いとみられています。東電は19日以降も、調査を継続することにしていますが、復旧の見通しは立っていません。この状態が続けば、作業工程全体への影響も出てくるものとみられます。