新潟県長岡市で発生している深刻な農作物被害を食い止めようと、長岡市は今年8月から新たな取り組みをスタートしました。サルにGPSを装着し、居場所を特定しようというものです。群れの動きを追って位置情報を住民に共有することで、対策に役立ててもらおうという狙いです。住民の悩み解消につながるでしょうか?

長岡市によりますと、サルによる被害が出ているのは栃尾地域と山古志地域で、この周辺に生息しているニホンザルが畑でカボチャやナスなど作物をを食い荒らし、住民を悩ませているということです。

サルの被害を受けた農作物(長岡市提供)

2つの地域では、あわせて4つのサルの群れが確認されていて、200匹ほどいるとみられています。昨年度の農作物被害は、およそ130万円。ただ、これは出荷用の農作物の被害額で、家庭菜園など個人で栽培している農作物を加えると、被害額はさらに増える恐れがあるそうです。