福島第一原発2号機で行われている溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出し作業で、17日、装置の先端に取り付けられているカメラが映らなくなるトラブルがあったため、作業を中断していることが分かりました。
福島第一原発2号機では、9月10日から燃料デブリの試験的な取り出しに向けた作業が進められています。13日には、取り出し装置を格納容器の中に押し込む作業が終わり、14日からは装置を格納容器の底に垂らす作業や、先端に取り付けられているカメラの映像を確認する作業が行われていました。
東京電力は、きょう17日にも燃料デブリをつかむ作業を始める予定で、午前6時から装置の確認を行っていましたが、カメラの映像が遠隔操作室のモニターに送られてこないトラブルが発生し、作業を中断したということです。東京電力が、原因を確認しています。
燃料デブリの試験的取り出しをめぐっては、8月22日、作業員のミスにより、およそ3週間作業が中断していました。














