16日は華中にある台風13号にむかって暖かく湿った空気が長崎県内に流れ込みました。この影響で長崎県など九州北部で天気が急変し、佐賀県の鳥栖では一時激しい雨が降りました。

この暖かく湿った空気の影響で県内では気温も上がっています。南島原市口之津37・5度、長崎市35・4度、大村35・7度、佐世保35・6度、有川35.3度と各地で猛暑日となりました。

この先の暑さの見通しのポイントとなるのが次の台風、14号です。15日に発生した大型の台風14号はマリアナ諸島を時速20キロで北西方向に進んでいます。この動きはひとつ前の台風13号とほとんど同じです。というのも気圧配置が大きく変わらず、長崎付近は高気圧に覆われているため台風が近づけません。

また、台風が沖縄方面に進むときはフェーン現象の影響で暑さがレベルアップします。17日、18日、19日と猛暑日が予想されているのは高気圧に覆われて晴れることやフェーン現象の影響が考えられます。

一方で金曜日以降になると秋雨前線の影響で曇りや雨のぐずついた天気となる見通しです。気温は30℃前後の予想。異例の猛暑はようやく落ち着きそうです。(16日午後6時現在 気象予報士 平地真菜)