自宅に着いてからも息つく暇なく夕飯の準備に取り掛かりますが…。

(子どもたちの泣き叫ぶ声)
「嫌!ぎゃーーーー!」「ねぇ喧嘩しないで!」「ぎゃーーー」

仕事と家庭の両立に奮闘する佐和田さんは、会社のある制度に支えられているといいます。
▽碧 東町本店店長 佐和田レイさん
「今まではフルタイムで夜まで働いていたんですけど、今は夕方5時に帰って子どもたちと過ごす時間を確保できている」
「碧」では、子育て中の社員は子どものお迎え時間に間に合うように朝社員として働き、それ以外の時間をフル社員がシフト制で勤務する体制をとっています。
そうすることで、夜の営業が中心となる飲食業界でも、子育てをしながら働き続けられる仕組みを作りました。働き方が違っても気持ち良く働けるよう、フル社員には手当をつけることで差別化を図っています。
▽碧 金城智子代表
「元々は基本給から1万円を引いたのが朝番の基本給という形で、減らす対応で差別化をしていた。ですけど給料が減るというイメージがすごく良くないので、それはやめようと。(逆に)増やすことで、フルタイム手当の付与、と考え方を変えています」

自身も3人の子どもを育てる金城智子代表。ライフステージが変化した女性も働き続けられる会社作りを意識しているといいます。