関東学院大学経営学部経営学科 中村桃子教授
「最近は『連れ合い』とか『パートナー』、『夫さん』『妻さん』なんて呼び方も提案されています。ただ、なかなか普及していない。
そもそもこうした言葉も最近ぽっと出てきたわけじゃなくて、調べたら70年くらい前から多くの人が『こう呼びましょう』と提唱してきた歴史があります。
ただ、相手の配偶者に対して『夫』『妻』と言うとあまり丁寧な印象がない。だから普及しない。
自分のパートナーは『妻』『夫』と呼ぶ人でも、他に適切な丁寧な言葉がないから他人のパートナーのことは『ご主人』『奥様』と呼ぶことが多い、という調査もあります」

今後「配偶者」のことをどう呼ぶべき?

悩ましい他人の配偶者の呼び方。
今後どう呼ぶのがいいのか、中村さんに聞いてみました。

関東学院大学経営学部経営学科 中村桃子教授
「私もよく言われるんですよね、同性婚などいろんなパートナー関係が今多いですし、ニュートラルで丁寧さもある言葉を決めてくださいって。
けれど、私は呼び方を1つに決めてしまうことほどつまらないことはないと思っているんです。なぜならそれは1つのパートナー関係、正しいパートナー関係を決めてしまうことになるからです」