新潟県佐渡市で12日、金山の坑道で熟成した日本酒の運び出し作業が行われました。
日本酒が眠っているのは佐渡金山の暗い坑道です。12日はここから6年ほど寝かされた日本酒が運び出されました。

坑道は光が入らず、年間を通して11℃ほどに保たれていることから、日本酒の熟成に適していて、地元の酒造会社が32年前から古酒造りに活用しています。
尾畑酒造 平島健社長
「ゆっくりと熟成していくというのが坑道貯蔵の良さになっていまして、角がとれて、とてもやわらかくなって、まろやかなお酒になってくると思っています」
ゴールデン佐渡 鈴木徹社長
「観光施設との他に地元の皆さんに貢献できる機会を得られたということで大変嬉しく思っています」

金山で熟成した日本酒はゴールデン佐渡や佐渡市内のホテル、オンラインショップなどで買えるほか、イギリスとアメリカでも販売されています。