今は岩手や茨城などで漆が生産されていますがその量はわずかで、中国など海外からの輸入に頼っています。
しかし2015年、文化庁が国宝などの修繕に原則、国産の漆を使うと打ち出したことで、国産漆の生産拡大が求められるようになりました。

そこで漆製品の開発などに携わる北杜市の中山哲哉さんは市を漆の生産地にしようと「印伝の山本」などと2018年から植栽を始めました。
耕作放棄地などを活用し植えたウルシは市内3か所であわせて1000本以上。
あと4、5年すれば樹液がとれるようになるといいます。

漆の普及や製品開発を行う 中山哲哉さん:
「日照時間が長い地域で成長が早く、順調に育っている」
「(漆の生産に)非常に向いている。適地だと思う。国内でも5本の指に入る生産地になるのではないか」
「漆」のつながりも広がっています。














