■バレーボール女子日本代表オランダ合宿(2日)

今月24日に開幕する世界バレー女子大会(オランダ・ポーランド開催)に向け、オランダで合宿を行っている女子日本代表。現在16人が合宿に参加しているが、本番の世界バレーまでに14人に絞り込む、生き残りをかけた合宿の真っ最中だ。

初めての世界バレー出場を目指すアウトサイドヒッター・林琴奈(22)もその一人だ。高校時代は強豪の金蘭会高校で主将を務め、全国制覇を果たしMVPを受賞。2018年に国内トップのVリーグ、JTマーヴェラスに入団し、2020/2021シーズンには自身初のレシーブ賞を獲得、東京五輪代表に選ばれた。

6〜7月に行われたネーションズリーグではキャプテン古賀紗理那(26)、井上愛里沙(27)に続くチーム3番目の得点をマーク。持ち味の粘り強いレシーブで眞鍋ジャパン攻守でチームを支えた。

眞鍋政義監督(59)は、かねてから「両エースの影に隠れているのが、林。ディフェンスも良いし、なかなかこう玄人受けするっていうのもね、良い選手ですよ。まあ一応皆さん、林に注目してくださいよ」と話し期待を寄せている。

世界バレーを前に選手たちに行ったアンケートでも“眞鍋ジャパンの推し選手”に半数以上が林をあげるなどチームメイトからの信頼も厚い。古賀は林について「プレーもビジュアルも日本一!」。またリベロの小島満菜美も「本当に職人!!常に高いパフォーマンスを出していてさすがすぎる」と絶賛する。

関選手(左)林選手(右)

サバイバル合宿中の林は「まだ選ばれるか、わからないから。とにかく頑張るしかない。勝ちたいね。負けるとドーンと沈んじゃうからチームに勢いを取り戻せるように、一試合一試合、勝ちたいと思います」意気込んだ。

女子日本代表はこのあとパリ五輪プレ大会に参加し、世界バレーに挑む。


【世界バレー日程・1次ラウンドD組(オランダ)】
25日(日)vsコロンビア
26日(月)vsチェコ
28日(水)vs中国
30日(金)vsブラジル
10月2日(日)vsアルゼンチン

※1次ラウンドは各組の最終成績上位4チーム(計16チーム)が2次ラウンドに進出。2次ラウンドでは、16チームが2組に分かれて、別組から勝ち上がった4チームと対戦。各組の最終成績上位4チーム(計8チーム)が決勝トーナメントに進む。

(写真は左から木村沙織さん、林琴奈選手、荒木絵里香さん)