それによりますと、令和6年産米の概算金は一般的な基準となる標準地区のひとめぼれは去年より4600円、率にして37%高い60キロ1万7000円と過去20年間で最も高い金額となりました。

また、あきたこまちは1万6500円銀河のしずくは1万7500円といずれも去年より4600円アップとなりました。
JAによりますと、概算金のアップは全国的なコメ不足による需要の増加や、生産費の高騰などによるものとしています。
東北各県の主要品種の概算金は軒並み大幅に上がっていますが、岩手のコメはその中で最も高くなりました。

(JA全農いわて米穀部 杉村靖部長)
「需給が均衡しているタイミングですので、今回こういう価格概算金設定に至ったところです」

今後、JAから卸される玄米価格も37%程度高くなる見込みで、最終的に小売価格がどの程度になるのか注目されます。