全力で、心をこめて、舞台に立つ…

開場と同時にたくさんの人が。あっという間に満席です。

「いやぁ武田さん!おめでとう!ありがとうございます!」

舞台の幕が上がりました。

「かんぱーい!」

今回の演目『ミント』は、人生の岐路に立つ3姉妹を描いた群像劇。家族や、結婚、友人関係など日常の身近な悩みがテーマです。

河除さんは、交際歴5年の彼女がいながらなかなか結婚に踏み切れない30代男性・順也を演じます。

本番
「なんで結婚しないわけ?なにをトロトロやっちゃってんのよ?」
「だから、この前話したじゃないっすか、自分でもよく分からないって」
「まさか信じてるんじゃないだろうなぁ『結婚は人生の墓場』だなんて」
「そういうわけじゃないんですけど」

先輩の話を聞いて、一大決心をした順也。思い切ってプロポーズしますがー

「俺と一緒に…。(コーヒーかけられる)あっつ!(指輪の箱を払い落とす)楓!」

「…ちょっと待ってよ!待ったよ!プロポーズだって充分待ったよ!自分が嫌いになるくらいに…これ以上嫌いになりたくない!」

自分を見つめ直し、改心した順也はー

「(深々とお辞儀)お姉…」

「…俺はもう、君の手を放したくない。握っていたい。ずっとそばにいてほしい。(指輪の箱を出す)結婚してください!」

「ずるいなぁ、ずるいよ…(抱きしめる)うっ。絶対に離さない」

「ありがとうございました」(拍手)

河除さんの芝居を見て、観客は…。

男性「すごい全力で舞台に立ってるんだなと思って、それも含めすごくよかった」

親子(母)「正直に言っていいですかね、はじめちょっとびっくりしたんですけど、でもなんかすごく目とかが、心こもってて、よかったです。うん、かっこよかったです」
(娘)「ハイスペックイケメンにしか見えなかったですね」

観客「かっこよかったです」

河除さん「あぁ、めっちゃうれしいです。そう言ってくれてほっとしました」
女性「ファンになりましたもん」
河除さん「えぇー!超うれしいです」

河除さん「あぁかっこよく見えてたんだ、よかった、うれしい。本当に励みになります」

今回の舞台の演出担当もー

演出担当 つむぎさん「河除さんを「順也」にするっていうのは、大きなことだったなと。お客さんの表情とか反応見て改めて思いましたね。やっぱり形じゃなくて心なんだなって」

写真撮影「はい、チーズ」

河除さん「私みたいな、見た目問題の当事者でも、舞台に立って、こんなに輝けるんだっていうのを見てもらえたらいいなと。いつか主役を。ははは。大きく出ましたが…」