話し合いを重ね「マスク」なしで出演へ

舞台セリフ「(河除さん)ちょっと奥さんの写真、見ていいっすか?(先輩)いいわけねぇだろ」

初舞台にして演じるのは30代サラリーマンの「男性役」です。

演出の女性「スピードのバランスが(よくない)。もっと乗っかってポンポンポーンっていったほうがいい」

男性らしい仕草に加え、セリフの間やテンポなど人との掛け合いに悪戦苦闘…。

さらに、こんな不安もー

河除さん「一番怖いなと思ったのが、私が出ることによって、すばるの芝居が壊れてしまうんじゃないかっていうのが、それだけは嫌だなって思ってて…」

「マスクをはずして」舞台に立っていいのか悩んでいました。

ある日の練習後ー。

演出担当 つむぎさん「私から見れば、いまの演技であれば、そのままでも十分対応できる。お客様もご納得いただけるという判断をしてますので…」

何度も話合いを重ね「マスクなし」で挑むことになりました。

【本番当日】(発声練習)「では発声いきます。吸って、吐いて。あーーーー」

河除さん「(Q.ドキドキしてる?)意外と緊張してなくて。出るからには、もう顔のことは気にせず、堂々とかっこよく見えるように(やりたい)」

そして開演3時間前…。

「お願いします」

かっこいい30代サラリーマンに変身です。

河除さん「完成させて、していただきました。日本語おかしい?ははは」

座り方も、すっかり男性です。あとは、ウィッグを被れば完成ですがー、実はこのウィッグ。

(河除さんの自宅)河除さん「このウィッグ、だめやわ!」「ちょっと違うよ!?なんのコント?みたいな。笑」「(Q:思ってたのと)違う」「なんか違うよね…」

河除さん「要検討!」

河除さん「私の信頼しとる美容師の方がおられるがですけど、その人がめっちゃいい感じにしてくれて。(橋本:本番を楽しみに)あははは」