JR西日本は、「鉄道の日」実行委員会が主催する「第23回日本鉄道賞」の選考結果として、新型「特急やくも」が「日本鉄道大賞」を受賞したと発表しました。

「特急やくも」は、今年4月から新型車両「273系」を投入し、乗客にも好評だということです【画像①】。

【画像①】岡山駅で発車の時を待つ、新型「やくも」

国土交通省は選考理由をホームページ上で公開。その選考理由は、、、

「鉄道は単なる移動手段ではありません。鉄道が持っている『つながる』という機能は、 人と人、地域と地域、ひいては文化もつなげるという大きな役割があります」

「山陽エリアと山陰エリアを結ぶ『フラッグシップ』という位置付けの特急『やくも』は、この機能を 最大限に発揮できる車両であると考えられます」

【画像②】273系を横から

「半個室空間のセミコンパートメント【画像③】では、沿線の雄大な自然風景を大きな窓から楽しみながら、家族やグループで旅行が楽しめます」

【画像③】セミコンパートメントに乗り込んだRSK坂井亮太キャスター

「また、『やくもブロンズ』というオリジナルカラー、駅やホームでも『やくも』を楽しむ工夫など旅が一体化され、あらゆる場所に「つながる」機能が発揮されています。これにより、乗る前からワクワク、乗ってワクワク、着いてからワクワクできます」

【画像④】乗る前からワクワク!

「また、技術面からも、衝突対策、異常挙動検知システムの導入や車上型制御付自然振り子方式による曲線通過時の快適性向上、様々なバリアフリー対策など革新的な技術が 多く取り入れられています」

【画像⑤】岡山県総社市付近のカーブを通過

「特急『やくも』は、鉄道が持っている『つながる』という機能を『点と線』から『面』へと広げ、地域の活性化にも大きく貢献することができます。 以上により、選考委員会は本事業を特に高く評価し、ここに日本鉄道大賞を授与します」

としています。