6日、「鉄道の日」実行委員会が主催する第23回日本鉄道賞の選考結果発表され、JR西日本の新型特急やくもが「日本鉄道大賞」を受賞したことがわかりました。
「日本鉄道賞」は、鉄道に関する施設整備・サービス・映画・楽曲・アート・写真集・テレビ番組などの中から優れた取り組みを表彰するものです。これまでに、東京駅の丸の内駅舎の復元工事や交通系ICカードの導入などといった取り組みが受賞しています。
数ある取り組みの中から今年「大賞」に選ばれたのは、『特急「やくも」~沿線の文化・風景・自然とお客様、鉄道が交感する列車~』。22件の応募の中からスクリーニングされた取り組みを、委員が評価・議論の上、選考を行い決定しました。
今年4月に運行が始まった特急やくもの新型車両273系は、乗心地のよい国内初の車上型制御付自然振子システム、家族やグループで旅行が楽しめる半個室空間のセミコンパートメント、最新のバリアフリー対策を盛り込んだ、ブロンズ色のスタイリッシュな車両が特徴です。
選考委員会からは、車両のみならず駅やホームでも特急やくもを楽しむ工夫など、地域活性化に貢献した点が評価されたということです。
ところで、この「日本鉄道賞」の選考委員は鉄道に造詣が深い人物がつとめているといいますが、今年から“ある有名人”が委員に加わりました。