茨城県大洗町にあるJAEA=日本原子力研究開発機構の高速実験炉「常陽」について、再稼働に必要な安全対策工事を開始することを茨城県と大洗町が了解しました。事実上、再稼働が認められた形です。
大洗町の高速実験炉「常陽」をめぐっては、原子炉内の装置のトラブルで2007年から運転を停止していましたが、去年7月に原子力規制委員会の審査に合格していて、事業者のJAEA=日本原子力研究開発機構は審査結果をもとに安全対策工事をしたうえで、2026年度半ばの再稼働を目指しています。
工事を開始するためには茨城県と大洗町の了解を事前に得る必要がありましたが、きょう午前、大洗町は「了解する」との書面を日本原子力研究開発機構側に手渡しました。
大洗町の国井豊町長は「原子力に携わるみなさま方は大きな責任を伴う。安全最優先でしっかりと計画通りに進めてほしい」としました。
一方、書面を受け取った日本原子力研究開発機構・大洗研究所の吉武庸光所長は、「地元のみなさまの安心安全、そして信頼ということが事業を遂行するうえでは第一だ」としたうえで、「確実に着実に事業を進め、2年後の運転再開にこぎつけたい」としました。
茨城県もさきほど了解していて、事実上、再稼働が認められた形です。
常陽は再稼働すれば、原発の使用済み燃料から取り出したプルトニウムを燃料として使う高速炉の開発や、医療用に使われる放射性同位体の製造に使われる予定です。
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