野菜は畑で栽培するもの?いえいえ、そうとも限りません。オフィスで育てた新鮮な野菜をこども食堂などに届けることで、貧困をなくす取り組みに賛同企業を巻き込み、好循環を生み出そうとしている人がいます。
豊見城市にある「子どもの広場in我那覇」。
こども食堂の運営や学習支援などを行っています。みんなが食べているサラダに使用されている野菜が育てられているのが、畑ではなく、オフィスなんです。

▽與那覇仁さん
「オフィス内で野菜を育てていただいて、月に1度収穫して子ども食堂や必要とするところに寄付をしています」
こう語るのは、県産食材を使用した加工品の製造販売やカフェの運営などを展開する「478(ヨナハ)カンパニー代表、與那覇仁さん。
2021年、オフィスで野菜を育て子ども食堂に提供するプロジェクトを立ち上げました。

▽與那覇仁さん
「この活動を始めるにあたって子ども食堂に行かせてもらったときに、なかなかご飯を満足に食べられてない子たちのお話を、実際に目の当たりにした。本当に今の時代にそういったことも結構あるんだなっていうのを感じて…」