夏の天気のふりかえりが発表されました。梅雨入りと梅雨明けの日にちが9月になると更新、確定値に変わることがあります。実際梅雨入りしたり梅雨明けしたりしたときに、速報値として「この日にちに梅雨入りしたとみられます」とお伝えしているんですけども、それを後からの天候でふりかえって確定値を決めているんです。

■梅雨明けは7月22日だったが実際は

ことし梅雨入りは6月17日ごろで変わっていません。ただ、梅雨明けが実際には大雨警報が発表される可能性があるぐらいの雨が予想されてたんですけども、実際にはそこまで降らなかったということで、おそらく5日ほど早くなったんじゃないかと思います。例年ですと、梅雨時期は一か月半ぐらいあるんですけども、確定値では6月17日頃梅雨入りで7月17日ごろでした。ですので、短期集中、降る時には降って降水量も平年並みぐらいでした。「降る時には降って降らないときは暑い」というようなかなり、メリハリのある梅雨になったと感じました。

■8月の暑さ 各地で月平均気温を更新

8月の暑さについて、島原では8月4日に39・2度まで上がりました。そして月平均気温を見てみますと、長崎や佐世保や雲仙岳、厳原、福江などの地点で、統計開始以降、最も高い気温になりました。ことしは晴れ続きでなかなか雨が降らなかったことが要因なのですけども、それだけの暑さが9月にかけてもまだまだ残暑として続きそうですので「ことしはいつもよりも違うぞ」と思ってしっかりと暑さ対策をしてください。(気象予報士 平地真菜)