まとめ

こうしてみると、同じ人物をモチーフにしたかかしでも作品によって顔やポーズなどが大きく異なることに気付く。

それでも、どの作品も”本人”によく似ていて、特徴を実に上手くとらえている。

作り手のユーモアや細やかさが強く感じられ、見ごたえ十分。さすがは半世紀にわたり老若男女に愛されてきた祭りだ。

上山観光物産協会によると、現時点で、今後かかしに関するイベントを行う予定はないという。

かかしは上山市の”シンボル”と言っても大げさでないと感じていただけに残念だ。

少子化の今だからこそ、各地で「かかし祭」のように老若男女に愛され、人々を笑顔にするイベントが増えてほしいと感じる。