
天谷宗一郎 さん
えっ?

田村友里 キャスター
すごい。どっち? ほぼいっしょ?
石田充 アナウンサー
番組調べでは、本当にわずかな差でした。
天谷宗一郎 約14.74秒
矢野雅哉 約14.93秒(番組調べ)

天谷宗一郎 さん
あー、コンマ2秒…
田村友里 キャスター
へえ。こんなに近いんですね。ということは14秒で1周しているんですか? 怖い。本当に?
天谷宗一郎 さん
いや、いや。“ウラ話” 。ちょっと前に同じような打球があったんですよ。当時、緒方孝市 さんが三塁コーチャーだったんですけども、「俺が(手を)回してたら行けてたか」って言われて、その前の打席のときに。それがセカンドベースを回ったあたりでぱっと思い浮かんできて、ぱっと緒方さんを見たら、鬼の形相で手を回しているから「行かなきゃ行けない」。そのぶん、ちょっと矢野選手より速くなったのかもしれないですね。

田村友里 キャスター
ああ、気持ちのぶんで。
石田充 アナウンサー
実況していた立場からすると「ああ、回ったあ」って、こっちも息がもう…。14秒続けてしゃべるってあんまりないですけど、息が切れそうな感じで。
田村友里 キャスター
ダイヤモンド1周って何メートルぐらいあるんですか。
石田充 アナウンサー
気になるね?
田村友里 キャスター
気になります。わたし、だって50メートルで10秒かかるんですよ。
石田充 アナウンサー
はい。きょうの「数数(カーズカズ)!」、ダイヤモンドは何メートルあるのか、しっかりおさらいしておきましょう。この塁間は全て90フィート。1フィートが約30.5センチですので、90フィートは約27.4メートルです。これを「×4」すると、ダイヤモンド1周はおよそ109.7メートル。これを天谷さんや矢野選手は14秒台後半で走ったことになるんです。

田村友里 キャスター
これはすごすぎる。速すぎる。
天谷宗一郎 さん
速いんですかね…
石田充 アナウンサー
もうちょっとわかりやすく100メートルに換算するとこうなります。100メートルを13.4秒。あらためてですけど、まず打席では止まっています。走り出して、一塁手前でじゃっかんブレーキをかけながら円を描くように走るんですね。

田村友里 キャスター
そうですよね。直線の距離ですもんね。
石田充 アナウンサー
実際には109.7メートルじゃない。直線で走る人はいないですから。回りながら、しかもブレーキをかけながら、二塁付近もじゃっかんブレーキをかけながら、三塁手前では頭も使って「行く? 行かない?」って。最後に三塁を蹴って還ってくるわけですから。最初から「100メートル走・110メートル走ですよ」って言われていないですよね。「30メートル走かもしれない」「60メートル走かもしれない」―。最後に振り絞って行くってことですから。

天谷宗一郎 さん
そうですね。そうやって言ってもらうと、なんかすごくうれしいですね。
青山高治 キャスター
いや、だって矢野選手も速いと思いましたけど、それよりも天谷さん、速かったわけでしょう。でも一瞬、スピードを緩めているときもあるんですね。
天谷宗一郎 さん
そうなんですよね。今、見たら意外に緩めているなって思って…。
田村友里 キャスター
三塁のところとか、ちょっと緩めた感じで走っています。

天谷宗一郎 さん
もしかしたら緒方さんに会ったら、また怒られるかも知れない。
青山高治 キャスター
(笑)
(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)