「選択的夫婦別姓」異なるスタンス
小川彩佳キャスター:
自民党の総裁選を巡っては、候補者の出馬会見が相次いで予定されていますが、6日に会見予定の小泉元環境大臣が2日、このような発言をしました。

小泉進次郎元環境大臣
「(選択的夫婦別姓について)私個人としては賛成。6日(出馬会見時)にしっかり話をしていきたい」
この選択的夫婦別姓については各候補者の立場がわかれています。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
結局、岸田政権のときは動きませんでしたが、今度の総裁選挙では比較的各候補の違いがはっきり出るテーマになると思います。

「選択的夫婦別姓」について小泉さん、石破さん、河野さん、野田さんは推進する立場を取っています。林さんや上川さんも宏池会という比較的リベラルなグループのため、どちらかというと賛成。茂木さんは中立というスタンスです。
一方で小林さんと高市さんは慎重論ということです。その他の議員はこれから表明するということですが、そろそろ選択的夫婦別姓を議論から実行に移す段階だと思うので、具体的にどこまで実行に移すのかということも議論してもらいたいと思います。
小川キャスター:
夫婦別姓はドイツでは根付いているのでしょうか。

ドイツ公共放送東京支局 プロデューサー マライ・メントラインさん:
私の家族は父の姓がメントラインというのですが、母はダブルネームです。元々の姓で電話に出るので、そこで少し混乱が生じることはありますが、特に困ったことはありません。夫婦で姓は完全に別々でも、ダブルネームでもいい。伝統的に夫の名前にする人もいる。ルールは割と柔軟です。それで困ったという話は聞きません。