愛媛県の松山城の城山で発生した土砂災害の原因究明などを進める委員会の2回目の会合が2日行われました。

山頂付近の緊急車両道について、大雨が降るたび周辺の土壌に異変が確認されていたことが報告されました。
7月12日に松山城の城山の斜面で発生した土砂災害では、大量の土砂が住宅地に流れ込み3人が死亡しました。

2日開かれた委員会の会合では、2015年に設置され、その後たびたび路面に亀裂などが生じていた緊急車両道について、松山市から、土砂災害警戒情報が発表されるような大雨に見舞われるたびに、道路周辺の地盤の変形が確認されていたことが報告されました。

具体的には、2018年の西日本豪雨の発生直後、道路の側面に設置された擁壁に1センチ程度の傾きが観測されたほか、地盤沈下や舗装の下の空洞なども確認されていました。

松山市は、これらの異常が確認されるたび、亀裂をふさいだり、路肩に土のうを設置したりするなどの対応をしてきたと説明しています。
報告を受け委員会では、道路工事が斜面の崩壊に影響を及ぼしたかについて、今後、引き続き検討を重ねる必要性があるとの見解を示しました。

このほか、斜面上を流れる水が特定の場所に集中していたことや、土砂災害発生前の今年6月の降水量が観測史上2番目だったことを挙げ、土に染み込んだ水などが斜面崩壊を招いた可能性があると指摘しました。

技術検討委員会 森脇亮 委員長
「かなり詳細なデータが出てきましたので、それを元に今後、なぜこの斜面崩壊が起きたのか、そのメカニズムについて、具体的に検討していくための方向性が、ある程度見えてきた」

次回の検討委員会では、発生原因についての中間報告が行われる予定です。