さらに、樹脂を使った構造は、自在にコントロールすることが可能で、幅広い分野に応用することができるのです。
岡田浩開発技術部長:
「こちらにございます白いフィルターは、半導体業界で高純度な薬品をろ過するためのナノレベルにろ過できるフィルターです。となりの小さなフィルターは、エア用、圧縮空気をろ過するためのフィルター。端にあるのはエアーではなく水用で、医療用の洗浄液をろ過するフィルター。主に当社の方では台所の上に置く据え置き型の浄水器をPRしているところでございます」
ということで台所用の浄水器を組み立てるラインを見てみると…
古畑キャスター:
「こちらが中空糸膜を使った浄水器の製造ラインになるんですが、なんと一つあたり1分44秒で作っているということなんです」

完成まですべて1人で担当するため、効率を考え作業場はいわゆるU字ライン。
向かって右からぐるっと回って、手前で完成。
その時間、1分44秒という速さ!
手作業が基本ですが、機械が導入されているラインもあり効率化も進んでいます。
ではここで出来上がった中空糸膜フィルターを搭載した浄水器の威力をご覧いただきましょう!


加藤岳志専務:
「こちらがさきほどのラインで作った洗浄機なんですが、こちらの水槽には水道水が入っています。そこに青い墨汁を入れます。そのままでは飲めませんが、この浄水器を使って飲める水に復活する」
蛇口をひねると・・・確かに透明の水が出てきました!
古畑キャスター:
「普通においしい水です!びっくり」
加藤岳志専務:
「悪い有害なものが取れてミネラルだけ残してますから、普通の水道の水よりおいしいと思います」
私たちの暮らしに欠かせない水。
この企業では今後も、幅広い分野での浄水の技術・開発を進めていくとしています。
加藤岳志専務:
「家庭用浄水器はもちろんですが非常用・災害用のもののラインナップを増やして地域の皆さんに役立てるようなそういう企業になりたい」