議事録を開示請求したところ、届いたのは…

三才ブックスは鳥取県に対し、書籍3冊を有害図書に指定した際の部会の「議事録」を開示請求したところ、議事録ではなく「会議概要」と「公文書開示決定通知書」の2枚が届いたということです。


これについて鳥取県は…

鳥取県子育て王国課 横山寛 課長補佐
「議事録と言えるかどうかはご判断いただく形にはなると思いますが、会議の概要を記したものとして開示しました」

今回の件は、ネットなどで大きな話題になっていることもあり、鳥取県には8月31日時点で、状況などを質問するメールが約30件寄せられているということです。


鳥取県子育て王国課 横山寛 課長補佐
「審査の方法は各都道府県で状況が違っていて、具体的にもう少し本の内容について議論するなど状況確認して、どういった方法が良いのかというのは、少し鳥取県も検討していく必要があると思っています」

三才ブックス 小野浩章さん
「有害図書に指定されたからと言って、これまで売り上げに影響したことはありませんでした。実質的な被害がなかったからそれで済んだんですけど、今回はアマゾンで販売停止になってしまったということで、各自治体で制定されるものは別に良いと思いますが、あくまで法律に則ったうえで適用していただきたいと思います」


小野さんは「鳥取県で本を販売することがもはやリスク」ともしていて、指定に至るプロセスや審議の透明化などについても議論を呼びそうです。